距離感

人との距離感にはいつも悩む。
掴むのが苦手だ。
人間関係はいつでも相手あってのものだから、私の考え方だけではもちろん通じないし、その相手に寄っても様々なカタチとなる。

心が通じ合ったかと思うと、パッと離れる。
しばらく離れていたかと思うと、急に近づく。
1人になりたい時もあれば、誰かにそばにいて欲しい時もある。
所詮、誰もが孤独だと思うこともあれば、支え合いは大切だと思うこともある。
不安が襲うこともあれば、安心感でいっぱいになることもある。
依存と共存との境い目がわからなくなる時があって、絆と束縛の境い目がわからなくなる時があって、愛情と執着の境い目がわからなくなる時がある。
距離を縮めることを恐れることもあれば、距離が開くことを恐れることもある。

けれど、この人と話すと楽しいとかリラックスできるとか、考え方が似ているとか居心地が良いとか、あるいは全くの逆だとか。理屈ではなくて、雰囲気で感じられる空気もあって、最終的にはその空気が関係の方向性を物語っているのかもしれない。
自然と変化していく距離に、ただ身を任せればいいだけなのかもしれない。
けれどそれでも、本気で言ったのに伝わらなかったり、冗談だったのに傷つけてしまったり、いつの間にか思わぬ方向に進んでしまっていたりして、うまく伝わらなくていつも迷い悩む。


誰もがそう感じる瞬間があるだろうか。
みんなそんなもんだろうか。
もしみんなそんなもんだとしても、だったら何だと言うのだろう。
私には私の明解が欲しい。
マニュアルがないから学びがあるのだろうけれど、壊れてしまったものと壊してしまったかもしれないものについて、今も考えることがある。
と、私は私でいいじゃないか!失うものはない!と開き直った記事の後(ひとつ前の記事参照)に、こんな記事を被せてみるのである。
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