チャーハンを作りながら思うこと。

2月のある日、お昼ご飯のチャーハンを作りながらこんな事を思った。 

もう2度と恋愛はしない。

おろしニンニクと、おろし生姜、葱のみじん切りを胡麻油で、弱火でじっくり熱していく。

コントロールできないような感情に振り回されるのは、もううんざりだ。

しっかり香りが立ったら、挽き肉を投入、炒める。

わざわざ恋愛なんぞしなくても、他の場で学べることは沢山ある。家族や友達、職場での人間関係の中に、必要なコミュニケーションは全て網羅されているのではないだろうか。

挽き肉の色が変わったら、溶き卵とご飯を投入。
手早く炒める。

これまでも沢山、恋愛は経験したのだし、それで私の人生、充分なのだろう。

そこへウェイパー、オイスターソース、塩コショウ、醤油などで味付けする。

特定の男性との特別な関係を求めても、結局得るものは、男性への恐怖心だけだ。男性と関わるのは、友達や職場などのある程度の距離が丁度いいのではないか。

味付けは問題ないが、パラパラにするのが難しい。飲食店のチャーハンには、きっともっと多くの油が使われているのだろう。

愛だとか絆だとかは、家族や友達との間で結べばいい。
恋愛は、心をザクザクさせてしまうだけだ。

少なめの油でチャーハンを作ると、パラパラにできない。それは私の腕なのだろうか。何かコツがあるのだろうか。

恋は理屈じゃないとか、勝手に落ちるものだというしそれもわかるが、今後どんな素敵な人が現れたとしても、鉄壁の自制心をもって恋愛はしないことにする。
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