霜降る季節、
滴る清流の飛沫を浴び、
日 高く昇り出づる頃、
いにしえの社に還り着く。

諸行を見給わりし大樹の下、
補完されし情と業と輪廻を仰いで、
此処に天命をひとつ授かる。

其れは麗しき幾千年の記憶。
其れは美しき約束の地。
よもや詞なき満ちし思惟は、
また幾度と寄せ胸から溢れん。
甦る契りの夜。
慈しみてなお止まん。
季節巡れどことわりは定か。
我すがらに君に相添はまほし。
f:id:saya34363856:20160107121701j:image