in my bed

病を患って2週間。
この原因を思案して2週間。
これからを案じて2週間。
短いのか長いのかわからないけれど、不思議とこの時間を慈しんでいる。

体力の低下、少し疲れると横になる。毛布にくるまる心地良いこの季節に愛おしさを感じる。
バランスの尺度は難しい。
私は考え、気づき、変化させるべく何かを模索する。
現実的営みのひとつひとつを、どうはめ込んだらパズルは出来上がるのか。
大切なものと優先させるもの、体力と精神、好きなことと大変なこと、オンとオフ、もしかしたら私の境界線は斜めに引かれているのか。
誰かとゆっくり話したい。
でも話すことを禁じられたような気がして、声にできない。
だからこうして黙っている。
静かに音楽を聴いて、本を読んで、映画を観る。心を込めて料理を作り、穏やかな気持ちでいたいと思う。

2週間前までの生活ができない自分に罪悪感も焦燥感もある。
けれど今のこの時間は「停滞」ではない。
何かを考えたり感じたりする為の大切な時間だと直感的に思う。
では何をどう考えたら私の歯車はまたシフトするのだろうか。
答えは意外なところにあるのかもしれないし、奥深くの正直なところにあるのかもしれない。
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