ちいさなせかいにたねをまいて

今年は、不思議な1年だった。
たくさんの変化、出会い、発見に溢れ、またたくさんの方々に支えられた。
本当に感謝の気持ちでいっぱいだ。
そしてまさに今が、人生のターニングポイントであると自覚している。
来年も引き続き、変化は訪れると思う。
けれど今年得たものは、「実」ではなく「種」のように感じる。様々な種、色とりどりの種、それらをここからどう育てていくか、どんな実を結ばせるのか、今後に繋がっていく大切な大切なものたち。ここで終わりではなくこれがスタートであり、続いて行く。
来年は、得た種を携えて、それらに水や栄養を与え、芽が出て、ぐんぐん伸びていけますように。
私の好きな言葉に「上へ上へ伸びて行く時には、下へ下へ根を張らせろ」というものがある。
足元もしっかり見つつ、でも軽やかにピョンピョンとジャンプしていけたらと思う。

私には私の小さな世界がある。
そこには、大切にしている物や人が詰まっている。
ちょっと苦手なことや怖いこともある。
その世界はまるで箱庭のようにプライベートでありデリケートで、少しの風にも葉っぱが全て飛ばされたり、ちょっとほったらかすと雑草だらけになったりする。繊細でややめんどくさい世界。
けれどそこに種がたくさん蒔かれ、それぞれが成長して新しい景色を見られたら。自然の木々が織りなす無意識の美しさ。古人が庭園を愛で、四季折々の色彩を楽しみ、少し角度を変えるだけで全く違う印象を与える庭を大切にした、その理由が裏付けされる美しさ。
そういうものたちを、小さな世界の中で育てていきたい。手入れを惜しまず、たくさんの光を浴びさせながら。豊かな土と、柔らかな栄養を与えながら。
たくさんの水に浄化されながら。

今年、このブログを始められたことを嬉しく思います。
お立ち寄り下さった皆様、ありがとうございました。
来年も続けていこうと思いますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。
良いお年をお迎え下さい。
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