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失敗を克服するプロセスが、ひとつ足りないのではと思う近頃。
例えば、「働く→仕事で失敗する→落ち込む→反省し、学ぶ」とここまででサイクルが完了するものだと思っていた。けれど本当はきっとそうじゃなくて、その先に「→もう一度トライする→不安に打ち勝って小さなことでも成功させる」までいって初めて、過去の経験が生かされるのではないだろうか。
家族が亡くなった時も、悲しみから立ち直るだけではなく、今いる家族を大切にしたり自分の生き方に生かしたり、あるいは新しい家族を迎えることでやっと、傷やトラウマから解放されるのかもしれない。
「恋愛する→失敗する→傷つき落ち込む→反省し、学ぶ→新しい恋愛をする→新しい関係を築く」。
恋愛においてもここまでいってはじめて過去を超えて、今に生かしていることになるのかもしれない。


しかし矢印の向きは面白いもので、なかなかうまく刺さらないこともある。行ったり来たりを繰り返したりもするし、自分に向けられている矢印には、意外と興味が湧かない時もある。
けれど人生において、その人がたくさん学べる事柄に関しては、何度も挑戦するチャンスが訪れたりするんじゃないかと思う。仕事でも、家族関係でも。スポーツ選手がストイックにチャンスを待つように、何度も出会いやタイミングは訪れて、それに乗ってみたり、逃したり、また失敗したりを繰り返して、最終的に大きな成長に繋がるのではないか。
そういうふうにアタマでは考えていても、実際はひとつひとつの失敗からのダメージは大きく、人生は長く、傷を癒すことも、再び挑戦することにも、それが実を結ぶことも、膨大な時間がかかる時もあって、ココロが折れそうになることもある。

私はもう、二度と誰かと心を通い合わせることはできないのかもしれない…。
今夜はそんなちょっと弱気なことを呟いてみた。
普段はお酒を飲まない私が、今夜は飲まずにはいられない気がする。
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