変態とカリスマ

自分で言うとかなり気持ち悪いが、私はなかなかの変態だと思う。
昔付き合っていた人に「変態とカリスマは紙一重だ」と言われたが、この際褒め言葉だと思うことにする。

寒いのが苦手なくせに旅行ならば寒いところの方が好きだし、美しい料理を前にすると、早く食べたいのについ眺めてしまう。せっかちなのに待つ方が好きだし、自分は遠回しな表現しかしないのに、相手にはストレートな愛情表現を求める。
簡単に言えばひねくれているだけである。
けれど最近、ひとつわかったことがある。
私は猫のように要領よく、器用には立ち振る舞えないということだ。
何事にもまっすぐに、素直に、ひたむきにしか向き合えない。
変態かつ不器用、ひねくれているのにまっすぐ……困ったものである。

8月、ある人にこんなことを言われた。「君の前には今、たくさんの知らない世界が広がっている。なんでそんなに怯えているの?怖がらずに何でも試してごらんよ。そうすれば君の世界はもっともっと広がっていくよ」と。
この言葉はその時の私にとてもぴったりな気がして、今でも印象強く残っている。
私は新しい世界をもっと見たい。
もっとたくさんのことを知って、気づいて、吸収したい。
そんな刺激を求めて、できれば癒しとリラックスもあるような小さな冒険に、また出よう。
けれど不器用な分、カリスマにはまだ遠い。
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