師走なので、まとめ2013

変化するスピードがあまりにも早いと、それを認識しきれずに、止まっているように感じる。
今きっと、まさにそんな状態だ。

2年前、4年間の平和な生活が破壊された。それからの1年間はもがいて苦しんで、身体も心も壊れた。その最も苦しい1年間を越えてからのこの1年は、かつてないほどの変化の年だったと思う。
私の容姿や生活は、あまり変わったようには見えないと思う。けれど中身は、それまでの人生で得た経験則や価値観、記憶すらも総入れ替えしているような刺激を受け、変化しただろうと思う。
今年、私はかつてないほど自分を見つめた。
私の本質を探し求めた。
自分が何者かを知ることは、正直怖くて覚悟のいることだった。
自分の最大の問題と最大の目的。私が知りたかったのは多分それらだった。
そしてとうとう見つけた。
見つけたことで、自分を失った。
自分というものを見失ってしまったのだ。
けれど今、自分が再構築されつつある。
やっとここに来て生まれたような、随分遅いスタートだと感じるけれども、この脱皮にも似た喪失と再生は、必要な経験であったのだと思う。もっと早くにこの地点に達せられたらよかったのかもしれないが、きっと過去の自分では受け止めきれないような過酷さだったと思う。
良いことも悪いことも、最終的には必然だと思っているし、起こるべきタイミングで起こるのだとも思う。
他人と比べるのではなく過去の自分と比べた時に、あの時抱えられるものと今抱えているものの大きさが違ったり、人との向き合い方が変化していたりする。あの頃はできなかったことが、今はできるようになっていたりする、そんな小さな変化が成長というものなのだろう。

今年は本当に革命的だった。
課題も浮き彫りになった。
自分がやりたいこともわかった。
一年前とは、服や物の好み、でかける場所、何にお金をかけるかなど大部分が変化した。
たくさんの素敵な出会いもあった。
身体と心の修復は完全ではなく、依然続いている部分もある。
それでも今歩いているこの道は、間違ってはいないのだろうと思う。

ブログを書く時、私は記事ごとにその時の気分で音楽を選び、その一曲をひたすらリピートしながら書いている。
来年は、自分の中にいくつのメロディーが流れるだろう。
どんな経験が、歌詞となって自分の中に舞い込むだろう。
魔女の宅急便のように、ラジオをぶら下げてふわりと旅立つ、そんな心地良い追い風に乗っていきたい。
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